東京大学大気海洋研究所 国際・地域連携研究センター 地域連携研究部門 大槌研究拠点(大槌沿岸センター)

はじめに

 大槌沿岸センターの位置する三陸沿岸域は、親潮と黒潮の混合水域が形成され、生物生産性と多様性の高い海域として世界的にもよく知られており、沿岸海洋研究に有利な立地条件を備えています。
 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震およびそれに伴う津波によって、沿岸海洋生態系に大きな擾乱がもたらされました。当センターでは、これまでの40年以上にわたって蓄積してきた共同利用研究の成果とともに、地震・津波による海洋環境や生態系の変化に関する研究成果を世界に向けて発信するとともに、沿岸海洋研究の国際ネットワークの中核を担うことを目指しています。また、これまで以上に地域と密接な関係を構築することによって、科学により希望を育む活動に精力的に取り組みます。
 2018年2月に、現在と同じ赤浜地区内の宅地予定地に隣接する場所に研究棟と宿泊棟が再建されました。2019年3月、旧敷地内に水槽実験施設が再建され、2021年4月に研究成果の発信と交流を目的とした展示資料館「海の勉強室」が開設されました。

トピックス一覧を見る

研究実験棟エントランスホール横のギャラリーにて、「エコアート」の展示を行っています。
2023年3月26日
環境パートナーシップいわて様、盛岡市動物公園ZOOMO様と"森と海のわIwate"連携協定を締結しました。
2023年3月23日
吉川特任研究員たちが2022年に新種として発表した「ヒメキンカライソギンチャク」が、世界の注目すべき海洋生物の新種トップ10(2022年)に選ばれました。詳しくはこちら
2022年12月27日
大土助教が、新種発見! 見つけて、調べて、名付ける方法(山と溪谷社)に執筆いたしました。
2022年11月5日・6日
「海と希望の学園祭」を釜石市民ホールTETTOで行いました。詳細①詳細②
2022年10月22日
「希望郷いわての未来」がオンライン開催されました。
2020年3月31日・7月14日
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う共同利用研究ならびに共同利用研究集会の
実施について

共同利用採択研究者のみなさまへ
共同利用研究集会採択研究者のみなさまへ