東京大学大気海洋研究所・大槌沿岸センター

おおつち海の勉強室(展示室)

 2021年4月、ひょうたん島のすぐそばに、旧沿岸センターにあった展示室が「おおつち海の勉強室」として復活いたしました。2018年に始まった地域連携プロジェクト「海と希望の学校 in 三陸」の活動を通して、私たちは大槌や三陸の海が地域の皆さんにとっていかに重要であるかを実感するようになり、沿岸センターの活動を通して再発見された大槌の海の魅力を発信する場所が必要と考えました。「おおつち海の勉強室」は、研究者と地域のみなさんが、海や海の生き物について日ごろ感じている疑問や発見を持ち寄り、交流を深める場所、地元の海や三陸の海の「昔と今」を見つめ、三陸の「未来」についてともに考える場所を目指しています。

見学会のお知らせ ※しばらくの間お休みいたします。



●みんなでつくる大槌湾マップ(常設)

「みんなでつくる大槌湾マップ 報告書」とマグネットをつかって、大槌湾の地図上で沿岸センターのスタッフがいつ・どこで活動をしているのかを紹介します。この展示には来室したみなさんも参加可能です。近所で見つけた正体不明のもの、釣った魚の自慢、春の便り、その他質問などを「みんなでつくる大槌湾マップ 報告書」やメールでご報告ください。センタースタッフが責任を持って展示させていただきます。

詳細はこちら

みんなでつくる大槌湾マップ 報告書」をダウンロードする:(PDF)

●ウミガメコーナー(常設 ※夏季限定

三陸にウミガメが来ることをご存じでしょうか?このコーナーでは三陸沿岸に来遊するウミガメ類とセンターが行なっているウミガメ研究について紹介します。またウミガメが来遊する夏(7月上旬~9月下旬)のあいだには屋外の水槽でウミガメを観察することができます。ウミガメが見られるのは夏季のみですのでご注意ください。

●メイン展示室

大槌湾で研究者が採集したたくさんの標本をつかって大小のテーマを設けて期間限定の展示を行ないます。2021年4月からは「大槌湾の藻場と生物多様性」という展示を行なっています。藻場って何?磯焼けって何?大槌で見つかった新種のカニとは?そんな疑問にお答えしたいと思います。大槌高校「はま研究会」との活動や釜石高校SSH特別授業「海と希望の標本学」についても紹介しています。

●タッチプール(休止中

沿岸センターの一般公開で大人気の企画「タッチプール」が一年中体験できるようになりました。ただし、やっているときとやっていないときがありますので、事前にお問い合わせください。

●図書閲覧コーナー(常設)

海や海洋生物についての図鑑や絵本を揃えております。自由研究のネタ探しなどに是非ご活用下さい。釣った魚の名前がわかったらぜひ「報告書」としてお知らせ下さい。

●さんりく生き物図鑑(常設)

北里大学海洋生命科学部と共同で開発したタッチパネル式の生き物図鑑です。ここでしか見られない写真や動画がご覧いただけます。「みんなでつくる大槌湾マップ 報告書」でお知らせいただいた生物がこの図鑑に載るかもしれません。
※利用時には使い捨て手袋の着用をお願いしております。

●その他、スタッフによる展示解説など(予定 ※要予約

メイン展示室を使って、少人数対象での講演などをご要望に応じて行なっております。また夏休みには「海のおはなし会」と題して、体験型の講演会を行なっております。

おおつち海の勉強室事務局(担当: 大土)
〒028-1132 岩手県上閉伊郡大槌町赤浜1-19-18
東京大学大気海洋研究所大槌沿岸センター内
benkyositsu2021[at]gmail.com
[at]を@に変えて送ってください.

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