研究題目松島湾の牡蠣養殖棚における付着生物の季節消長

調査地松島湾

テーマ番号(各班の番号)2

研究実施者(氏名・所属)広瀬雅人(東京大学大気海洋研究所)

キーワード付着生物,季節消長,コケムシ,ヒドロ虫,牡蠣,養殖,防除

研究内容(目的・方法)
宮城県松島湾ではカキ養殖が重要な水産業の一つとなっています。しかし、棚から水中に吊されたこれらのカキには、多数の生物が付着します。また、天然の付着生物はカキと餌料をめぐる競合相手にもなっています。本研究では、松島湾の数地点に付着板と温度ロガーを設置し、これらのカキ養殖施設における濾過食性付着生物の種組成と分布、生態を調査しています。これらを明らかにすることにより、湾内で養殖されているカキの餌料環境評価と付着生物による付着被害の実態解明を目的としています。これまでの調査で、①春から夏にかけてヒドロ虫が優占すること②秋にはフサコケムシが優占することが判明しています。

参考文献